ものがたりの賊(やから) 真藤順丈 [本 作者さ行]
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 2,200 円
呆気にとられるほどの物語。知ってる、知らない関係なく色んな物語の主人公や舞台が出てくる。
読み進めていって「ああ、この人」「ああ、あの本の」って読み方も面白い。
物語の最初は「一番最初の物語」から。そして登場人物に新しい一面を持たせて。
一気に読んでしまう。それなりのスピードを持っている。
あの人も出てくる?この人も出てくる?止めは誰が出てくるの?
感染源 防御不能のパンデミックを追う ソニア・シャー [本 作者さ行]
あけましておめでとうございます。
今年は頑張って本読みたいです。
最近のコロナの流行でパンデミックという言葉をよく聞くようになった。恐ろしい言葉ではあるが、日本ではあまり馴染がない言葉でもあったと思う。
パンデミックなんてそう何度も起こってはたまらない。たしかにそうだ。しかも、この21世紀にコレラなんて。そう思ってしまう。けれど、世界中で新たなパンデミックは頻繁に起こっていることを知った。しかもコレラで。
現在、我々は水が汚染されるとそこから病気が流行するということを知っている。けれど、これが人々に定着するのはつい最近のことなのだ。そして、日本ではあまり考えられないが、汚染された水を飲むしかなく、感染が広がってしまうということも、今現在でも少なからずあるのだ。些細な心掛けで予防することの出来る病。しかし、人が生活圏を広げていく中で新しい菌、耐性を持った菌、変化した菌が実は周りにたくさんいるという事実。
エボラやHIVといった人と野生動物が頻繁に接触することで起こるスピルオーバー。インフルエンザもその一つ。こういったものを考えると、新型コロナも出てきて当然に思える。
あえてしてきた訳ではないのだが、現状を知ることがなかった。知らないということは対処の仕様もない。
この機会に目を向けてみてもいいのではないだろうか。
今年は頑張って本読みたいです。
感染源 防御不能のパンデミックを追う [ ソニア・シャー ]
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 2,750 円
最近のコロナの流行でパンデミックという言葉をよく聞くようになった。恐ろしい言葉ではあるが、日本ではあまり馴染がない言葉でもあったと思う。
パンデミックなんてそう何度も起こってはたまらない。たしかにそうだ。しかも、この21世紀にコレラなんて。そう思ってしまう。けれど、世界中で新たなパンデミックは頻繁に起こっていることを知った。しかもコレラで。
現在、我々は水が汚染されるとそこから病気が流行するということを知っている。けれど、これが人々に定着するのはつい最近のことなのだ。そして、日本ではあまり考えられないが、汚染された水を飲むしかなく、感染が広がってしまうということも、今現在でも少なからずあるのだ。些細な心掛けで予防することの出来る病。しかし、人が生活圏を広げていく中で新しい菌、耐性を持った菌、変化した菌が実は周りにたくさんいるという事実。
エボラやHIVといった人と野生動物が頻繁に接触することで起こるスピルオーバー。インフルエンザもその一つ。こういったものを考えると、新型コロナも出てきて当然に思える。
あえてしてきた訳ではないのだが、現状を知ることがなかった。知らないということは対処の仕様もない。
この機会に目を向けてみてもいいのではないだろうか。
大英自然史博物館珍鳥標本盗難事件 カーク・ウォレス・ジョンソン [本 作者さ行]
面白かったよ。本当に。文体も軽快で読みやすいし。
ちょっとした社会の闇でもなるなと思った所。オススメします。
大英自然史博物館 珍鳥標本盗難事件: なぜ美しい羽は狙われたのか
- 出版社/メーカー: 化学同人
- 発売日: 2019/08/26
- メディア: Kindle版
図書館の子 佐々木譲 [本 作者さ行]
タイムトラベラーたちの6つの短編
時間を超えるなんてことはないんだと思うけれど、もし飛び越えることができる人がいたら。
そして彼らの行動はいったい何を引き起こすのだろうか?
意図的に飛び越えることができる場合や、たまたま飛び越えたという場合。いろいろあるけれど、そんなタイムトラベラーのお話です。
一つ一つはバラバラなんだけれど、どこかでつながっているような気もする。
面白かったです。表題の「図書館の子」、好きですね。
現実ではないような、現実のような。すごく描かれている世界が淡い。だから面白い。
捏造の科学者-STAP細胞事件 須田桃子 [本 作者さ行]
印象に残っているのは「STAP細胞はあります」と記者会見で小保方さんが声をあげていたこと。
一体あの事件は何だったのだろうか。一瞬にして沸き立ち、一瞬にして疑惑だらけになり、消えてしまった。なんとなく疑惑。杜撰。科学にたいする不信。などをばらまいていった割に、もうほとんど忘れられている。
当時にしても気がつけば新しい疑惑で、何がどうなったのかわからない部分があった。だからこの本で追ってみた。背景や時系列を追っていくと「小保方さんはどういう人だったんだろう」という疑問がわく。
誰かを追求する本ではなく、ただあった事を時系列で詳しく書かれている。当然で仕方ないけれど、小保方さんの話しが聞けないのはちょっと残念。まあ、あの頃に取材はできなかったよな~と思いながら。周囲の科学者達の話しはいろいろ取材されているから周りはよく見える。ちょっと考えてしまう本。読みやすいのでいいと思います。
タグ:読書記録
フランス人は10着しか服を持たない2 今の家でもっとシックに暮らす方法 ジェニファー・L・スコット [本 作者さ行]
シックな生活ってなに?生活に追われて今の暮らしはめちゃくちゃだけど、ほんのちょっとした心がけで本当にシックな生活ができるんだって。アメリカ人の著者が学生時代にホームステイしたフランスのお家にいたマダム・シック。彼女の生活はとても素敵で。でもそんなの真似出来ない!
本当にそうかな?ちょっとエッセンスを取り入れて小さなことに目を配るだけで、自分に合ったシックな生活ができるんです。
いいですよね。シックな生活。魅力ある人間像。羨ましい。でもここで終わったら普段通りなんでしょうね。隣の芝生を眺める生活。もっと自分に取り入れて、自分の庭も素敵にしなきゃ。
なんかほどほどの距離がある感じで、読んでも胸が痛くならない。こういう本は読んでいると、出来ない自分が際立って、辛いんだけど。すんなり読める。全部は真似も出来ないし、しようとも思わないけれど、ちょっとだけ近づいてもいいな。近づきたいなと思わせる本でした。
山の怪奇 百物語 山村民俗の会 [本 作者さ行]
私の祖父母から父母にかけてなら、よく聞いた話なのかも知れない。山や里、谷や川の不思議でおっかない話。
天狗やヤマンバ、神や狐。そんな「もの」たちの話。
読んでいて少し身近に感じるけれど、もうこれは子供たちには伝わらない肌感なんだろうと思う。昔の閉じた世界。山を身近においた世代。自然と共存していた頃。畏怖を込めた話もある。
面白い。どこかで聞いた話だなと思うけれど、無くなって欲しくない。ただそれを物語で終わらせてしまう世代がすぐそこまできている。
子供に読み聞かせても素通りしそうな。残念に思う。
タグ:読書記録
裏も楽しい手編みのマフラー 嶋田俊之 [本 作者さ行]
いろいろなマフラーです。でもただのマフラーではありませんでした。両面編み。
アラン模様でも裏がない。難しい作品がいっぱいです。
今ひとつ編んでいるのですが、進まない。細かくて(笑)。
でも面白いですよ。出来上がって来ると満足します。
全部編んでみたい!でも!この一本も今年中に編み上がるか不安です(笑)
タグ:読書記録
シェットランド・レース棒針で編む伝統のレース ショール、ストール、カラー 嶋田俊之 [本 作者さ行]
シェットランド・レース 棒針で編む伝統のレース ショール、ストール、カラー
- 作者: 嶋田 俊之
- 出版社/メーカー: 文化出版局
- 発売日: 2014/10/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
繊細なレースです。棒針でここまで編むのはすごいと思います。
けれど編み方はいたって単純。減らした分だけ増やす。ただ丁寧にしないといけない。
簡単なんだけれど難しい。難しいけれど挑戦したくなります。
棒針の方が好きなので。
嶋田さんの本は見ていてもドキドキします。ちょっとはいレベルなものも編めるかもって思っちゃう。デザインはオーソドックスでも、テクニックが必要だったり。
そのテクニックに挑戦するのが楽しいのです。