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キッチンコロシアム   田中経一 [本 作者た行]




料理の異種格闘技『竈の鉄人』は人気のテレビ番組だ。そこに出てくる日本料理の鉄人、道場六三郎は無敗を誇っていた。その無敗に挑む料理人が河田千春。フランスのレストランで修業をした有望な女性シェフ。そして道場六三郎に挑みオマール海老で勝負をする。結果は?
だがその結果にかかわらず、千春にはテレビにでるある目的があり・・・。
そしてその目的は道場にも関わりがあることだった。

最初のうちは読み進めるのがちょっと苦痛。でも、その山を一つ越えるとあとはものすごいスピード感がある。一気に読んじゃった。
そしてこの物語はパラレルなんだということを忘れてしまいそうになる。フィクションなんだよ。あくまでもフィクションなんだけど、物語にすごく引き込まれてしまう。
私はあまり「料理の鉄人」を見てないから引き込まれるのか?それとも見ていても引き込まれるのか?はわからにけれど。
面白かった。






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人類と感染症、共存の世紀  デイビッド・ウォルトナー=テーブズ [本 作者た行]




『私たちは一人ひとりみな互いの周辺視野なのだ』というのが印象的な本。
感染症ってあまりにも当たり前にあるのもだと思う。これらは人間だけの問題でも、動物だけ、または一部の地域だけという問題ではない。地球規模の問題なのだ。
人口の増加によって、人が今まで入り込まない場世に行き、普段食べないものを食べる。
その一部の土地で広まっていた病気は、世界に瞬く間に広まっていく。
人は動物と同じ病にかかるということを失念しているのか?症状が違っても、同じ細菌やウィルスが広まっているのに。
けれど、それらは決してゼロにできるものではない。それは普通にあるものだから。だがそれらをコントロールすることはできる。それを考えていかねければいかないのだ。






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スピルオーバー  デビッド・クアメン [本 作者た行]


スピルオーバー——ウイルスはなぜ動物からヒトへ飛び移るのか

スピルオーバー——ウイルスはなぜ動物からヒトへ飛び移るのか

  • 出版社/メーカー: 明石書店
  • 発売日: 2021/04/02
  • メディア: Kindle版


病気の多くは動物からやってくる。野生動物からスピルオーバー(異種間伝播)した病は、飛んだ先でどういった広がりを見せるのだろう。どうやって?なぜ?そんなことを考えても仕方ないのだ。おきてしまうのもは、おきてしまうのだから。
去年からパンデミックをおこしている新型コロナウィルス。このウィルスはいったいどこから来たのだろうか?そんなことを考えていると、この本に目がとまった。
人間のほとんどの病は野生動物からやってきている。人間だけの病気って数が少ないんじゃないだろうか?身近なところでインフルエンザ。これも水鳥からきているし、マラリアやエボラ。狂犬病やHIV。すべて野生動物からやってくる。だから根絶することはできない。隠れるところが沢山あるのだから。そういっても、宿主である野生動物から飛び出しても、そんな簡単には人間に馴染むわけではないはずなのだが。何かの拍子に馴染んでしまう。猛威を振るう。恐ろしいことだと思う。
どんな病があり、どんな経緯をたどってヒトに広まるのか。読み進めることが恐ろしい。けれど、難しい書き方ではないので、読み進んでいくもの苦ではない。
コロナウィルスだけではないのだ。脅威になりそうなものというのは。目をつぶっていても仕方ない。なら、過去の事例をたどるのも敵を知るためには必要なことなのではないだろうか。
ノンフィクション。
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シンギュラリティ・トラップ  デニス・E・テイラー [本 作者た行]


シンギュラリティ・トラップ (ハヤカワ文庫SF)

シンギュラリティ・トラップ (ハヤカワ文庫SF)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2019/10/17
  • メディア: ペーパーバック


それは地球に人類が生まれる前。ずっと遠くに彼らは来たり。彼らとは?目的は何なのか?
環境が悪化した地球でアイヴァンは汲々と生活していた。その生活から抜け出すために小惑星帯への探鉱船に乗ることにした。家族の為に必死になるが、探鉱自体が博打のようなものだ。だがアイヴァンは賭けに勝つ。その代わりに犠牲になったものとはなんだったのか。

なかなかですな。うん。先が読めない。どうしたいのかがわからない。だから読み進める。わかりたいもの。
あんまり書くとネタバレしちゃう。よくある話なんですよ。でも上手く書かれてる。
アプローチが違うんだろうな。
面白かったです。
自分に置き換えたらすごく孤独で、こんなに冷静ではいられない。そう思います。でも孤独だけど孤独ではなくなるのかな。宇宙の小惑星に鉱物を探しに行くなんて面白そうだけど、確かにリスキーだなぁ。けれど一攫千金も夢だしな。
もうちょっと先が読みたくなる本です。
タグ:読書記録
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山怪3 田中康弘 [本 作者た行]


山怪 参 山人が語る不思議な話

山怪 参 山人が語る不思議な話

  • 作者: 田中 康弘
  • 出版社/メーカー: 山と渓谷社
  • 発売日: 2018/09/10
  • メディア: 単行本


山にまつわる不思議な話。ちょっと怖かったり、ほのぼのしたり。山を畏れたり、親しみを持つから感じるものだったり。でも、こういう話ってなくなっていくんだろうな。私の実家の方でも狐の話はあるけれど、私は遭遇してないし。興味も無ければ話をすることもないだろうし。迷信だと思ってしまえば、こどもに語り継ぐこともない。けれど、忘れたくない。いろんな不思議な話。けっこう共通点があるんだなと思ったりします。知らないはなしをこんなに集められると面白い。怖いというより、不思議なはなし。
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政略結婚  高殿円 [本 作者た行]


政略結婚

政略結婚

  • 作者: 高殿 円
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/06/24
  • メディア: 単行本


江戸から平成までの激動の時代に生きた三人の女性の結婚にまつわる話。女ということで強いられる結婚。その中でも幸せを見出せるかどうか。流されるままに生きるのか、それとも自分から居場所を見つけるのか。それで生き方はどんどん変わってくる。
家のためにとと言いながら、自分を殺していく生き方はこのお姫様たちには似合わない。そこに自由な風が吹く。

なかなか面白い。女ってどこまでいっても道具としか見られてなかった時代。立場のある家ならなおさら。生まれた時から嫁ぎ先が決まっているのはよくあることで。そしてこの時代、人の生き死になんて紙一重。大人も子供もすぐに死んだ時代。翻弄される主人公たちが悲しい。そんな中でもしたたかに生きていく。なかなか痛快な姫君達。
テンサイがキーワードだったする(笑)。
新聞で連載されていたそうで。確かに人気だっただろうな。


タグ:読書記録
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卑弥呼の葬祭 高田崇史 [本 作者た行]


卑弥呼の葬祭: 天照暗殺

卑弥呼の葬祭: 天照暗殺

  • 作者: 高田 崇史
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2018/02/27
  • メディア: 単行本


高千穂の夜神楽の最中に残忍な殺人事件が起こった。宇佐神宮の神域の中でも殺人事件。そして近くの史跡でも・・・。これらは何か繋がりがあるのだろうか?
萬願寺響子のいとこ、漣が九州へ行って行方不明になった。彼が調べていたのは「卑弥呼」。だが卑弥呼と九州をつなげるものは?邪馬台国が九州にあったというのか?残された資料を調べて彼の足跡をたどろうとしたのだが、響子はまた解けない謎に足を踏み入れていく。

う〜ん、面白いけど。なんだか論文発表みたい。いや、論文でもないな。新説のために無理やり事件を組み込んだって感じで。事件がすごく印象が薄い。説明が長くて。面白いんだけど、面白くない。
中途半端だなって思っちゃう。残念。だから推理ものでもないような気がする。
もっと違う形にしたらいいのに。
歴史の話としては面白んです。そういう解釈があって、こう思うっていうのは。自分たちの知らない説を知ることも面白いし。如何せん昔のことだから想像もしなきゃいけないだろうし。こう考えると面白いでしょ。っていうのは。でもちょっと強引だったかな。今回は。
それでも著者の別のシリーズを読んでみたいかもっていう気になったのは、収穫なのかな。
タグ:読書記録
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妖怪と怨霊の日本史  田中聡 [本 作者た行]


妖怪と怨霊の日本史 (集英社新書)

妖怪と怨霊の日本史 (集英社新書)

  • 作者: 田中 聡
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2002/08/17
  • メディア: 新書


日本史を裏側から見たらいったいどうなんだろう?そもそも、日本史から妖怪や怨霊を切り離す事なんてできるのだろうか?
答は「否」。いくらあやしい伝説であっても、妖怪や怨霊は日本史に、いや日本人には体の隅まで染み付いているんではなかろうか?
教科書で習う平安京の遷都にしたって怨霊が絡んでいるのだから。
ただ、この場合の日本史の中心は「天皇家」が中心になっている。天皇家や貴族は怨霊と実は仲良くしてきたのかな。
読んでいてこんなに沢山憤死している人がいたんだなと。恐ろしいな。怨霊になるのを防ぐために体をばらばらにするとか。怖い。日本って本当は怖いんだなと思ったり。でも、見方が変わって面白い本だと思う。
タグ:読書記録
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物狂い  土屋隆夫 [本 作者た行]


物狂い

物狂い

  • 作者: 土屋 隆夫
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2004/04/21
  • メディア: 単行本


とある地方都市で幽霊に襲われるという事件が起こった。襲われた女性は確かに幽霊だったと証言した。
幽霊はまたも人を襲う。そして手がかりが掴めないまま、ついに幽霊が人を殺してしまう。
一体誰の幽霊でどんな意味があるというのだろうか。

正体の掴めない物に襲われたりするのは怖いだろうな。けれど表紙のデザインや、表題の割に怖くはない。推理物だから(笑)。でも、読み終えて確かに物狂いだなと思う。
淡々と進むので何となく読みにくい。盛り上がりに欠ける。話は面白いんだと思うのですが、すごく引いたところから見ているからスピードに乗らない。それが辛い。
読み終えて、やっと終わったって感想が一番かもしれない。
タグ:読書記録
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6時間後に君は死ぬ  高野和明 [本 作者た行]


6時間後に君は死ぬ (講談社文庫)

6時間後に君は死ぬ (講談社文庫)

  • 作者: 高野 和明
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/05/14
  • メディア: 文庫


街を歩いていて突然、「6時間後に君は死ぬ」と言われる。そんなこと信じられる事もない。
けれどそれが本当だとしたら。
その運命を変えるためにはどうしたらいいのだろうか?

何本かお話があります。タイムスリップのお話が好きです。未来が見えると言われても信じられない部分はあると思います。でも、本当に見えたら、それはいいこと何だろうか?思った通にはいかないだろうし、知ってるが故のジレンマにもおちいりそう。未来は見えなくていい。そう思います。

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