SSブログ

水の中 [雑文 つぶやき]

足首にまで水が満ちてくるきがした
魚の気配がして足元をみると、すでに足首まで水だった。
けれどそれ以上水が増えるわけでもなく、ただ水の気配だけが足首にあった。
魚が泳ぐ。ゆるやかに。
おおきな、おおきな、鯉、だろうか。
それがとおり過ぎてゆくと田に水が満ちてゆく。
ひと泳ぎして鯉は身震いをした。
瞬間、うろこが散らばりそれが虹色に光ると、ぱちんと鯉は消えた。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0