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シンギュラリティ・トラップ  デニス・E・テイラー [本 作者た行]


シンギュラリティ・トラップ (ハヤカワ文庫SF)

シンギュラリティ・トラップ (ハヤカワ文庫SF)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2019/10/17
  • メディア: ペーパーバック


それは地球に人類が生まれる前。ずっと遠くに彼らは来たり。彼らとは?目的は何なのか?
環境が悪化した地球でアイヴァンは汲々と生活していた。その生活から抜け出すために小惑星帯への探鉱船に乗ることにした。家族の為に必死になるが、探鉱自体が博打のようなものだ。だがアイヴァンは賭けに勝つ。その代わりに犠牲になったものとはなんだったのか。

なかなかですな。うん。先が読めない。どうしたいのかがわからない。だから読み進める。わかりたいもの。
あんまり書くとネタバレしちゃう。よくある話なんですよ。でも上手く書かれてる。
アプローチが違うんだろうな。
面白かったです。
自分に置き換えたらすごく孤独で、こんなに冷静ではいられない。そう思います。でも孤独だけど孤独ではなくなるのかな。宇宙の小惑星に鉱物を探しに行くなんて面白そうだけど、確かにリスキーだなぁ。けれど一攫千金も夢だしな。
もうちょっと先が読みたくなる本です。
タグ:読書記録
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監察医が泣いた 死体の再鑑定ー2度はころさせないー  上野正彦 [本 作者あ行]


監察医が泣いた死体の再鑑定:2度は殺させない

監察医が泣いた死体の再鑑定:2度は殺させない

  • 作者: 上野 正彦
  • 出版社/メーカー: 東京書籍
  • 発売日: 2016/03/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


以前読んだ本の続編?と言っていいのかな。著者に依頼される再鑑定。様々なケースがあります。他殺か自殺か。はたまた事故か。事故ならなぜ隠蔽されるかのような報告をされるのか。死体は嘘をつかない。真実を明らかにするのだ。
事件があって警察が調査してその過程で検死もするだろおうけど、けっこう抜けている部分があるんだなと思った。間違ってると本当につらいだろうな。
最初からきちんと検死してほしい。そしてちゃんと調査してほしい。そう思ってしまいます。

タグ:読書記録
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部屋も頭もスッキリする!片づけ脳   加藤俊徳 [本 作者か行]


片づけ脳──部屋も頭もスッキリする!

片づけ脳──部屋も頭もスッキリする!

  • 作者: 加藤 俊徳
  • 出版社/メーカー: 自由国民社
  • 発売日: 2019/05/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


掃除は嫌いではありません。けれど片付けるは苦手なんです。で、見つけて読んでみました。
いろいろな片づけ本を読んだりしたのですが、捨てるということに焦点をあてるわけでもなく、きちんと物をあるべきところに戻すんですよとかいうわけでもなく、片づけが苦手という事を脳から考えてみようということでした。
で、具体的には脳番地を強化するって事なのかなと理解しています。だからそこを強化するためにどうしたらいいかという事でした。片づけとは全然関係のない事も、脳を鍛えていくということで結果片づけられる脳を作ろうという事だと思います。
だからアプローチが特殊で面白い。ただの片づけ本じゃないからいいです。片づけ本を読んでいても、「でも出来ないのよ」っていうところがあったのですが、違うアプローチを教えてくれるから「やってみようかな」って素直に思えます。
もうちょっと頑張って片づけてみようかなって気になりました。

タグ:読書記録
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捏造の科学者-STAP細胞事件   須田桃子 [本 作者さ行]


捏造の科学者 STAP細胞事件

捏造の科学者 STAP細胞事件

  • 作者: 須田 桃子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/01/07
  • メディア: 単行本


印象に残っているのは「STAP細胞はあります」と記者会見で小保方さんが声をあげていたこと。
一体あの事件は何だったのだろうか。一瞬にして沸き立ち、一瞬にして疑惑だらけになり、消えてしまった。なんとなく疑惑。杜撰。科学にたいする不信。などをばらまいていった割に、もうほとんど忘れられている。
当時にしても気がつけば新しい疑惑で、何がどうなったのかわからない部分があった。だからこの本で追ってみた。背景や時系列を追っていくと「小保方さんはどういう人だったんだろう」という疑問がわく。
誰かを追求する本ではなく、ただあった事を時系列で詳しく書かれている。当然で仕方ないけれど、小保方さんの話しが聞けないのはちょっと残念。まあ、あの頃に取材はできなかったよな~と思いながら。周囲の科学者達の話しはいろいろ取材されているから周りはよく見える。ちょっと考えてしまう本。読みやすいのでいいと思います。

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すべての「イライラ」を根っこから断ち切る本   水島広子 [本 作者ま行]


すべての「イライラ」を根っこから絶ち切る本 (ナガオカ文庫)

すべての「イライラ」を根っこから絶ち切る本 (ナガオカ文庫)

  • 作者: 水島 広子
  • 出版社/メーカー: 永岡書店
  • 発売日: 2013/03/19
  • メディア: 文庫


断ち切りたい。できるものならイライラしたくない。けれどどうしてもイライラしてしまうから。表題に誘われて読んでみました。
まず、イライラの原因を知ること。そしてそれに対する対処法。読み進めていって結局一つの対策に落ち着く。
手放すこと。でもね、それができないわけで。そのできないわけを小分けにして考えていきましょうって感じかな。
難しいことは書かれてません。やろうと思えばできる。小さなことからの改善。
自分も読んだけど、他の人にも薦めたくなる。特に家族だったり。
自分がご機嫌でないとね。っていう本です(笑)。

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死体鑑定医の告白  上野正彦 [本 作者あ行]


死体鑑定医の告白

死体鑑定医の告白

  • 作者: 正彦, 上野
  • 出版社/メーカー: 東京書籍
  • 発売日: 2017/07/10
  • メディア: 単行本


突然死んでしまった人。一体どういう原因で死んでしまったのか。
死んだという事実があり、死体という物証がある。けれど過程がわからない。だから原因もわからないときがある。
そんなときに著者のように死体から事実を見極めて、伝えてくれる人がいる。
事故だったり、自殺だったり。はたまた他殺であったり。見ただけではわからないことを調べてくれる。全てが間違いではない。けれどどうしても腑に落ちないときに、こんな風に調べてもらえたら。その結果にはなっとくできるんじゃないだろうか。
人の死なんて毎日いっぱいある。その中で腑に落ちない死は一体どのくらいあるんだろう。腑に落ちないかぎり、家族は辛いだろうなと思う。
グロテスクな描写もなく、ただあったことを書かれている。
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凡人の怪談 不思議がひょんと現れて   工藤美代子 [本 作者か行]


凡人の怪談-不思議がひょんと現れて (単行本)

凡人の怪談-不思議がひょんと現れて (単行本)

  • 作者: 工藤 美代子
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2018/07/06
  • メディア: 単行本


普通に考えたら怖い気がします。でもその場ではきっと「?」っていうくらいで、後で考えたらおかしい?っていうお話が多い。怪談です。怪しい話しなんです。
婦人公論で連載されていたエッセイだそうです。怖い話しではない、けど怖いかな。
すごく不思議なことに巡り会われる方なんだとおもいます。それを受け入れてしまえる度胸もすごいな。って。面白いです。
凡人ってかかれてるけど、全然凡人じゃないよ!霊感バリバリでちょっとズレてるからまともには関わらないのかな。視界に入ってるけど見ないふり。違うな、異文化だから見てるけど理解できないって感じかな。不思議で面白いお話でした。
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あずかりやさん 彼女の青い鳥  大山淳子 [本 作者あ行]


あずかりやさん  彼女の青い鳥

あずかりやさん 彼女の青い鳥

  • 作者: 淳子, 大山
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2019/05/01
  • メディア: 単行本


何でも1日100円でお預かりします。
あずかりやさんにはいろんな事情が預けられに来る。
店の中は静かでゆっくりと時間が流れるようだけれど、確実に時間はすぎてゆく。過去に預けた人がまた思い出したように預けに来たり。けれど時間が過ぎていく中で関係はどんどん変化していたり、すれ違いがあったり。預けた物がとりもつ縁だったり。
さて、あなたは何を預けますか?

一巻すっ飛ばしてしまったのかも。でも、一話一話である程度完結するから読み進める部分で不都合はありません。人間の視点だったり、物や動物の視点だったり。預けられた背景が面白いなあ。人のつながりなんだろうなと思います。
静かなお話です。山場があるわけでもないし、淡々と時間が過ぎます。この店主が若いのに年よりみたい。というかちょっとどこか外側にいる感じがしますね。

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あずかりやさん  大山淳子 [本 作者あ行]


あずかりやさん (ポプラ文庫)

あずかりやさん (ポプラ文庫)

  • 作者: 大山 淳子
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2015/06/05
  • メディア: 文庫


どんなものでも一日100円でお預かりします。藍ののれんにさとうと白抜きのでかかれた店では、目の見えない店主が待っています。

どんなものでも、どんな秘密も、どんな思いも、すべて1日100円。そこに物を持ち込む人たちの秘密。目が見えないから預けやすいのかな。後ろめたい思いも、悲しい思いも、顔を見られないから、ちょっとだけ安心できる。
けれど預けることによって、物事は進んでいくものもある。ちょっと預けるものいいな。心の中のモヤモヤが少しでも晴れるといいな。
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でんでら国  平谷美樹 [本 作者は行]


でんでら国

でんでら国

  • 作者: 平谷 美樹
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2015/01/14
  • メディア: 単行本


でんでら。この言葉はとても寂しい言葉だと思っていた。この言葉を見つけることができるのは柳田国男の「遠野物語」。老人が棄てられていく場所。デンデラ野。
けれどこの本のでんでら国は違う。こんな場所なら行きたいと思う。
舞台は江戸時代の東北。飢饉がよくあるところ。間引きをする村が多い中、この村は姨捨をすることでその暮らしを守ってきた。何が正しいのか、一方の側からだけでは真実にはたどり着かない。
面白いんです。この本。なんていうか「七日間戦争」とかに似てる(笑)。老人対権力。思ってるより老人強いぞ。なんか胸がスカッとします。
いい第二の人生ですね。
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