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反ワクチン運動の真実 死に至る選択   ポール・オフィット [本 作者は行]




反ワクチン運動はいかにしてはじまったのか。
ワクチンを避ける人がいる。それはその人の判断なんだともおもうのだが。それがどうしてこんなに大きな運動となるのか?
それは幼い子供を持つ親がいるから。そしてその親たちは常に不安にさらされているから。
子供というものは、常に不安定だと思う。機嫌がよかったのにすぐ悪くなる。この間まで普通だったのが突然おかしな症状が出る。それらに対してなにか原因をと探すときに、ワクチンという選択肢があった。ワクチンにたいしての無知。恐怖。それらが反ワクチン運動を産んだのだと思う。
調べればわかる。知らないで踊らされて、一番の被害を被るのは子供なんだなと。
ワクチンが普及して、病気が減る。病気が減るから、ワクチンは必要ないといわれ、接種をやめる。
するとまた病気が広がる。これを何度も繰り返している。
必要なのは、何が真実で、何が嘘なのかを常に探すということ。
と、いっても私たちはネットや本でさがすけれど、それらの全てが真実であるとは限らない。
書く人間の意識もはいるわけだから、それがすべて正しいわけでもない。
ただ、情報をしっかり受け止め、取捨選択をするという行為は、今も昔も、何においても変わらない大事なことなんだろうと思う。
非常に興味深いほんでした。

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呪い釘   宇江敏勝 [本 作者あ行]





明治や大正の熊野地方。民俗伝奇小説。短編集。
とても好きな作品です。穏やかで、目新しく怖いこともない。だた、人の念はあるけれど。
近づいてくる近代化、けれど、まだまだゆっくりとした時代。その静かな生活の中にも喜怒哀楽がある。ただ淡々と暮らしていく。
なんていうんだろう。懐かしい。ありありと思い浮かべることができる。けれど、今はもうないであろうということがわかる。
説明が難しい。
近代化は良いことだと思う。けれど、まだその波に揉まれず、穏やかな心持ができた時代があったいうことを忘れたくないと思う。
違う物語もよんでみようと思う。

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キッチンコロシアム   田中経一 [本 作者た行]




料理の異種格闘技『竈の鉄人』は人気のテレビ番組だ。そこに出てくる日本料理の鉄人、道場六三郎は無敗を誇っていた。その無敗に挑む料理人が河田千春。フランスのレストランで修業をした有望な女性シェフ。そして道場六三郎に挑みオマール海老で勝負をする。結果は?
だがその結果にかかわらず、千春にはテレビにでるある目的があり・・・。
そしてその目的は道場にも関わりがあることだった。

最初のうちは読み進めるのがちょっと苦痛。でも、その山を一つ越えるとあとはものすごいスピード感がある。一気に読んじゃった。
そしてこの物語はパラレルなんだということを忘れてしまいそうになる。フィクションなんだよ。あくまでもフィクションなんだけど、物語にすごく引き込まれてしまう。
私はあまり「料理の鉄人」を見てないから引き込まれるのか?それとも見ていても引き込まれるのか?はわからにけれど。
面白かった。






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人類と感染症、共存の世紀  デイビッド・ウォルトナー=テーブズ [本 作者た行]




『私たちは一人ひとりみな互いの周辺視野なのだ』というのが印象的な本。
感染症ってあまりにも当たり前にあるのもだと思う。これらは人間だけの問題でも、動物だけ、または一部の地域だけという問題ではない。地球規模の問題なのだ。
人口の増加によって、人が今まで入り込まない場世に行き、普段食べないものを食べる。
その一部の土地で広まっていた病気は、世界に瞬く間に広まっていく。
人は動物と同じ病にかかるということを失念しているのか?症状が違っても、同じ細菌やウィルスが広まっているのに。
けれど、それらは決してゼロにできるものではない。それは普通にあるものだから。だがそれらをコントロールすることはできる。それを考えていかねければいかないのだ。






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ものがたりの賊(やから)  真藤順丈 [本 作者さ行]





呆気にとられるほどの物語。知ってる、知らない関係なく色んな物語の主人公や舞台が出てくる。
読み進めていって「ああ、この人」「ああ、あの本の」って読み方も面白い。
物語の最初は「一番最初の物語」から。そして登場人物に新しい一面を持たせて。
一気に読んでしまう。それなりのスピードを持っている。
あの人も出てくる?この人も出てくる?止めは誰が出てくるの?
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はじまりの24時間書店    ロビン・スローン [本 作者ら行]





本を探す任務を与えられ、探し続ける。けれどその探索には期限があって。どうしても探したい。そのために入った書店。けれどその書店にはちょっとした秘密があって。

いや、これは面白い。本好きにはたまらないと思う。
謎解き、宝探し、秘密。そして、冒険?あまり分厚くないけれどてんこ盛り。
こんな書店があれば常連になりたい。
ワクワクできる本でした。

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不老虫  石持浅海 [本 作者あ行]

こんな虫がいたら、きっと世界中が欲しがるだろう。そして倫理的にどうなんだって言われるか、黙殺されるか、どっちだろう。
最初に必死で研究するのかな。

東南アジアの密林でひっそりと生き残った寄生虫。この寄生虫の生態はおぞましいが、人にはとある条件でとても有益となる。その生態を研究し、利益を得ようとする者。その危険を知らせるもの。
誰が味方なのか?そして何が有益なのか?






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感染源 防御不能のパンデミックを追う  ソニア・シャー [本 作者さ行]

あけましておめでとうございます。
今年は頑張って本読みたいです。




最近のコロナの流行でパンデミックという言葉をよく聞くようになった。恐ろしい言葉ではあるが、日本ではあまり馴染がない言葉でもあったと思う。
パンデミックなんてそう何度も起こってはたまらない。たしかにそうだ。しかも、この21世紀にコレラなんて。そう思ってしまう。けれど、世界中で新たなパンデミックは頻繁に起こっていることを知った。しかもコレラで。
現在、我々は水が汚染されるとそこから病気が流行するということを知っている。けれど、これが人々に定着するのはつい最近のことなのだ。そして、日本ではあまり考えられないが、汚染された水を飲むしかなく、感染が広がってしまうということも、今現在でも少なからずあるのだ。些細な心掛けで予防することの出来る病。しかし、人が生活圏を広げていく中で新しい菌、耐性を持った菌、変化した菌が実は周りにたくさんいるという事実。
エボラやHIVといった人と野生動物が頻繁に接触することで起こるスピルオーバー。インフルエンザもその一つ。こういったものを考えると、新型コロナも出てきて当然に思える。
あえてしてきた訳ではないのだが、現状を知ることがなかった。知らないということは対処の仕様もない。
この機会に目を向けてみてもいいのではないだろうか。



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