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トランスヒューマニズム  マーク・オコネル  松浦俊輔訳 [本 作者ま行]




人はいつか死ななければならない。
その事実から「死ななくていい」という事実を作り上げたい。
人間というものの欲だと思う。今現在のトランスヒューマニズムとはどういったものなのかを取材したるポタージュです。
ちょっと読みにくい。これはこの著者の書き方なんだろうし、大丈夫な人は大丈夫なんだと思う。
なんだか、SF小説やアニメの世界のようでした。だから想像はできる。でもそれを突き詰めて考えない。なんとなく、こんなになったらいいな程度だったけれど、それを現実とした人たちがいる。
彼らを思うと体は脆弱もので、物体とみていると思う。だから乗り換えるんだと思う。
自分に置き換えたらどうだろう?データだけ吸い出してネットワーク上に再現されても、それはワタシなんだろうか?死というものを別の角度から見ているような気もする。
けれど、その実現には着々と近づいている。そうは思っていない部分で人は不死を願い続けるものなのかもしれない。自分は死んでもいいけれど、大事な人は失いたくないし。
変化を望みながら、変化を拒絶している気もする。
いろいろと考える本でした。
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