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スピルオーバー  デビッド・クアメン [本 作者た行]


スピルオーバー——ウイルスはなぜ動物からヒトへ飛び移るのか

スピルオーバー——ウイルスはなぜ動物からヒトへ飛び移るのか

  • 出版社/メーカー: 明石書店
  • 発売日: 2021/04/02
  • メディア: Kindle版


病気の多くは動物からやってくる。野生動物からスピルオーバー(異種間伝播)した病は、飛んだ先でどういった広がりを見せるのだろう。どうやって?なぜ?そんなことを考えても仕方ないのだ。おきてしまうのもは、おきてしまうのだから。
去年からパンデミックをおこしている新型コロナウィルス。このウィルスはいったいどこから来たのだろうか?そんなことを考えていると、この本に目がとまった。
人間のほとんどの病は野生動物からやってきている。人間だけの病気って数が少ないんじゃないだろうか?身近なところでインフルエンザ。これも水鳥からきているし、マラリアやエボラ。狂犬病やHIV。すべて野生動物からやってくる。だから根絶することはできない。隠れるところが沢山あるのだから。そういっても、宿主である野生動物から飛び出しても、そんな簡単には人間に馴染むわけではないはずなのだが。何かの拍子に馴染んでしまう。猛威を振るう。恐ろしいことだと思う。
どんな病があり、どんな経緯をたどってヒトに広まるのか。読み進めることが恐ろしい。けれど、難しい書き方ではないので、読み進んでいくもの苦ではない。
コロナウィルスだけではないのだ。脅威になりそうなものというのは。目をつぶっていても仕方ない。なら、過去の事例をたどるのも敵を知るためには必要なことなのではないだろうか。
ノンフィクション。
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