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フォマルハウトの三つの燭台〈倭編〉 [本 作者か行]


フォマルハウトの三つの燭台〈倭篇〉

フォマルハウトの三つの燭台〈倭篇〉

  • 作者: 神林 長平
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2017/05/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


家電に喋る機能がついてからずいぶん経った今日この頃。今朝、トースターのミウラが死んだ。
なぜ?自殺なのか?どうしてトースターが自殺するのか?わからない持ち主の僕はミウラを探していろいろと考える。
その中で大家の息子、林蔵さんと話し合う事になるのだが。どんなに考えてもわからない。そこにウサギに角のはえたジャカロップが現れて、燭台に火をつけて見ろと言う。
その燭台とはフォマルハウトの燭台といって、3つあるもののすべてに火を燈すと世界が消えるという燭台だったりする。
だが真実を見るために火を燈してみることにする。するとその真実とは…。
3つの燭台をめぐる物語。

段々訳がわからなくなって、どんどんスピードアップしていく(笑)。
リアルと現実と世界と自分。ジャカロップが面白い。世界観が面白い。舞台の時代はあつ少しだけ進んだ世界みたい。
訳わかんないのに読み進めていく。こんがらがってくるんだね。話は壮大ではなく、ものすごく小さい範囲です。一人の人間の周囲にだけ現れます。まあ、この人間が鍵だからなんですが。この人間、林蔵さんがつかみどころがないあたりがこの作者らしいなと思ってしまいます。
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