古道具屋皆塵堂 影憑き 輪渡颯介 [本 作者わ行]
円九郎は乳母日傘で育った。そして優しい、否優柔不断なのだ。悪い仲間に誘われると断りきれない。父親はそんな円九郎に手を焼いて、勘当する事にした。けれど本式の勘当ではない。ちゃんと心を入れ替えれば帰ってこれる。そしてその預け先に選ばれたのが皆塵堂だった。
円九郎の悪友と遊んでいたときに何か黒い影を見たような気がした。太一郎はあまり注意していなかったのだが、その悪友が次々と死んでいく。そこでその原因を探っていくのだが・・・。
マンネリ化してくるかと思ったのですが、そうでもない。確かに話の筋は変わらないのになんだろう?中心となる人物のアクが強いのかな。でも、猫はもういいよ(笑)。江戸ってこんなに猫だらけだったの?って思う。まあ、書いていないだけで犬もいるんだろうけど。
面白いです。シリーズを続けて読んでも飽きて来ない。終わりになると面白いからもっと読みたいなって思わせるのかも。
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