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ギフテッド  山田宗樹 [本 作者や行]

あけましておめでとうございます。
いいお天気に恵まれた元日でしたね。今年は初詣も今日中に済ませたので、あとはゆっくりと好きなことをして過ごします。
HPの方もなんとか更新をしましたので、今年は頑張らねば!と思っています。
また一年間、どうぞよろしくお願いします。


ギフテッド

ギフテッド

  • 作者: 山田 宗樹
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2014/08/27
  • メディア: 単行本


体から未知の臓器が見つかったとしたら。すでに調べつくされていそうな人間の体から。どうなるだろう?これは一体何のためのものなのか。調べるんだろうな。
一部の人間から見つかった未知の臓器は何のためのものかもわからない。けれどそれは憧れであったり憎悪の対象となりやすいものだ。人にない何かを持つ。それは人の優越感をくすぐるものかもしれない。自分にあったらどうするか。それが原因で人の社会から疎外されたとしたら。
これは新しい臓器を持った人間と持っていない人間を描いている。主に持っている人間を描いてもいるけれど、偏りすぎず持たない人の心情も書いている。私は持っていたらどうしただろう。
持っている人間が得る能力や疎外感。わからないことに対する恐怖。なかなか面白かった。
何冊か作者のものを読んでいるけれど、政治がからんでくることが多いんだなと思う。そのあたりがリアリティもあるけれど、ちょっとワンパターンな気もする。でも、身近でありそうだし、それがいいところもあるんだけど。
もっとぶっ飛んだお話も読んでみたい。

タグ:読書記録
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