スノーフレーク 大崎梢 [本 作者あ行]
ずっと心に住んでいる人。それは大事な大事な人。だけどその人の生死はわからなくて。私は生きているって信じている。
ずっと信じる事ってすごく難しいと思う。どこかに心のほころびが出て、忘れてしまう。でもそれがなければ、それは棘以外の何ものでもないだろうと思う。
私なら忘れたいと思うだろう。けれど主人公の真乃は忘れる事をしない。それはすごくエネルギーのいる事なんだと思う。この生死のわからない人物を巡って、沸き起こる騒ぎ。昔のことだけど今は受け止めることができるなら。調べなおすのもアリなんだろうな。というか、納得することができなければきっと前に進めなんだろうな。
高校を卒業する間近の出来事。スノーフレークの花。好きな人。なんだかすごくくすぐったいのに、全然辛口やん。揺るがない思い。すごい。結果は思ってることと違うかもしれないけれど求める気持ちってすごいな。最後までドキドキして読めました。先読みが難しいなと思います。だから楽しい。
面白かったです。
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