SSブログ

ものがたりの賊(やから)  真藤順丈 [本 作者さ行]





呆気にとられるほどの物語。知ってる、知らない関係なく色んな物語の主人公や舞台が出てくる。
読み進めていって「ああ、この人」「ああ、あの本の」って読み方も面白い。
物語の最初は「一番最初の物語」から。そして登場人物に新しい一面を持たせて。
一気に読んでしまう。それなりのスピードを持っている。
あの人も出てくる?この人も出てくる?止めは誰が出てくるの?
nice!(0)  コメント(0) 

はじまりの24時間書店    ロビン・スローン [本 作者ら行]





本を探す任務を与えられ、探し続ける。けれどその探索には期限があって。どうしても探したい。そのために入った書店。けれどその書店にはちょっとした秘密があって。

いや、これは面白い。本好きにはたまらないと思う。
謎解き、宝探し、秘密。そして、冒険?あまり分厚くないけれどてんこ盛り。
こんな書店があれば常連になりたい。
ワクワクできる本でした。

nice!(0)  コメント(0) 

不老虫  石持浅海 [本 作者あ行]

こんな虫がいたら、きっと世界中が欲しがるだろう。そして倫理的にどうなんだって言われるか、黙殺されるか、どっちだろう。
最初に必死で研究するのかな。

東南アジアの密林でひっそりと生き残った寄生虫。この寄生虫の生態はおぞましいが、人にはとある条件でとても有益となる。その生態を研究し、利益を得ようとする者。その危険を知らせるもの。
誰が味方なのか?そして何が有益なのか?






nice!(0)  コメント(0) 

感染源 防御不能のパンデミックを追う  ソニア・シャー [本 作者さ行]

あけましておめでとうございます。
今年は頑張って本読みたいです。




最近のコロナの流行でパンデミックという言葉をよく聞くようになった。恐ろしい言葉ではあるが、日本ではあまり馴染がない言葉でもあったと思う。
パンデミックなんてそう何度も起こってはたまらない。たしかにそうだ。しかも、この21世紀にコレラなんて。そう思ってしまう。けれど、世界中で新たなパンデミックは頻繁に起こっていることを知った。しかもコレラで。
現在、我々は水が汚染されるとそこから病気が流行するということを知っている。けれど、これが人々に定着するのはつい最近のことなのだ。そして、日本ではあまり考えられないが、汚染された水を飲むしかなく、感染が広がってしまうということも、今現在でも少なからずあるのだ。些細な心掛けで予防することの出来る病。しかし、人が生活圏を広げていく中で新しい菌、耐性を持った菌、変化した菌が実は周りにたくさんいるという事実。
エボラやHIVといった人と野生動物が頻繁に接触することで起こるスピルオーバー。インフルエンザもその一つ。こういったものを考えると、新型コロナも出てきて当然に思える。
あえてしてきた訳ではないのだが、現状を知ることがなかった。知らないということは対処の仕様もない。
この機会に目を向けてみてもいいのではないだろうか。



nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

肉弾 川﨑秋子 [本 作者か行]

肉弾
なんというか、そんなに甘くない。うん。甘くないって思った。でも、こういう葛藤は悪くないし、必死になれば、或いはとは思う。

なんて感想を書くと、なんのこっちゃ?ってなると思う。
舞台は北海道。そこは楽園などではなく、追い詰められた人間や、追い出された動物の生きるための場所。生きることとは、なんて哲学的なことではなく、『生きる』為に生きていく。必死で悲しい話。
引きこもっていた主人公。それを取り巻く世界。なんというか狭い世界。そこからまばゆい光の世界に飛び出していくのよ!っていうお話とは正反対だけど、生きるということを意識して、生きていく話だと思う。
自分にそうなった理由があるように、行動を共にする犬たちにも理由があって、対峙する熊にも理由があって。全部が自分たちの理由で生きている。群れたり、離れたり。後になって真意を知ったり。もっと自分勝手でもいいんだと思う。
この本は極限でそれに思い至る。極限の数日でやっと自分を解放できたんだろうな。

面白かった。読みやすくて続きが気になって、すぐ読んでしまいました。





nice!(0)  コメント(0) 

大英自然史博物館珍鳥標本盗難事件  カーク・ウォレス・ジョンソン [本 作者さ行]

読書記録1大英自然史110.jpg

面白かったよ。本当に。文体も軽快で読みやすいし。
ちょっとした社会の闇でもなるなと思った所。オススメします。


大英自然史博物館 珍鳥標本盗難事件: なぜ美しい羽は狙われたのか

大英自然史博物館 珍鳥標本盗難事件: なぜ美しい羽は狙われたのか

  • 出版社/メーカー: 化学同人
  • 発売日: 2019/08/26
  • メディア: Kindle版



nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

アラバスターの手:マンビー古書怪談集  A・N・L・マンビー [本 作者ま行]

読書記録1マンビー.jpg

読書記録を手書きしてみました。やっぱり手でかくというのも面白い。
でも、曲がりまくってる。下手な字だな。つっこむところ満載。
でも、その紙の中にいろいろと詰め込まなきゃいけないから、どうやって書くかというところが難しい。
もっと上手にかけるようになるといいな。
何度も書いて上達しますように。




アラバスターの手: マンビー古書怪談集

アラバスターの手: マンビー古書怪談集

  • 出版社/メーカー: 国書刊行会
  • 発売日: 2020/09/12
  • メディア: 単行本



nice!(0)  コメント(0) 

初心に帰ることにした [雑文 つぶやき]

毎日いろんな事に追われて生活しているうちに、いろんな事を忘れている気がする。
ちょっとここで初心に戻ろうかなと思います。
自分が好きだったことも、なんだか最近は忘れてしまっているような。
だから、好きだったことを思い出してみようかなと。
とりあえあず、やっぱり本を読むのが好き。お菓子を作るのが好き。何かを作るのが好き。
どうせ短い人生ならやらなきゃ損だしね。
もっと冒険もしてみたい。もっと詩を書きたい。やりたいことってこんなにあるのに、忙しくてなんにも出来てない。
勿体ない。勿体ない。
遊ぼう。外にはまだ出ていけないけど。できることっていっぱいある!
ちょっと頑張りたいと、自分に言い聞かせて。

nice!(0)  コメント(0) 

スピルオーバー  デビッド・クアメン [本 作者た行]


スピルオーバー——ウイルスはなぜ動物からヒトへ飛び移るのか

スピルオーバー——ウイルスはなぜ動物からヒトへ飛び移るのか

  • 出版社/メーカー: 明石書店
  • 発売日: 2021/04/02
  • メディア: Kindle版


病気の多くは動物からやってくる。野生動物からスピルオーバー(異種間伝播)した病は、飛んだ先でどういった広がりを見せるのだろう。どうやって?なぜ?そんなことを考えても仕方ないのだ。おきてしまうのもは、おきてしまうのだから。
去年からパンデミックをおこしている新型コロナウィルス。このウィルスはいったいどこから来たのだろうか?そんなことを考えていると、この本に目がとまった。
人間のほとんどの病は野生動物からやってきている。人間だけの病気って数が少ないんじゃないだろうか?身近なところでインフルエンザ。これも水鳥からきているし、マラリアやエボラ。狂犬病やHIV。すべて野生動物からやってくる。だから根絶することはできない。隠れるところが沢山あるのだから。そういっても、宿主である野生動物から飛び出しても、そんな簡単には人間に馴染むわけではないはずなのだが。何かの拍子に馴染んでしまう。猛威を振るう。恐ろしいことだと思う。
どんな病があり、どんな経緯をたどってヒトに広まるのか。読み進めることが恐ろしい。けれど、難しい書き方ではないので、読み進んでいくもの苦ではない。
コロナウィルスだけではないのだ。脅威になりそうなものというのは。目をつぶっていても仕方ない。なら、過去の事例をたどるのも敵を知るためには必要なことなのではないだろうか。
ノンフィクション。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

トランスヒューマニズム  マーク・オコネル  松浦俊輔訳 [本 作者ま行]




人はいつか死ななければならない。
その事実から「死ななくていい」という事実を作り上げたい。
人間というものの欲だと思う。今現在のトランスヒューマニズムとはどういったものなのかを取材したるポタージュです。
ちょっと読みにくい。これはこの著者の書き方なんだろうし、大丈夫な人は大丈夫なんだと思う。
なんだか、SF小説やアニメの世界のようでした。だから想像はできる。でもそれを突き詰めて考えない。なんとなく、こんなになったらいいな程度だったけれど、それを現実とした人たちがいる。
彼らを思うと体は脆弱もので、物体とみていると思う。だから乗り換えるんだと思う。
自分に置き換えたらどうだろう?データだけ吸い出してネットワーク上に再現されても、それはワタシなんだろうか?死というものを別の角度から見ているような気もする。
けれど、その実現には着々と近づいている。そうは思っていない部分で人は不死を願い続けるものなのかもしれない。自分は死んでもいいけれど、大事な人は失いたくないし。
変化を望みながら、変化を拒絶している気もする。
いろいろと考える本でした。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ: