無題 [詩など]
手を伸ばして空を掻く
苦しいことから
なんとか抜け出したくて
爪のかかる場所を
必死で探して
けれど夢の中の私の手は
何を掴むこともできず
ただ苦しいあぶくを吐くだけで
私は優しくない
私は勇敢でもない
私は臆病で、見栄っ張りで、嫉妬深い
全部知っている
わかっているんだ
それでも生きねばならない
砂を喰んでも、地べたにはいつくばっても
醜い自分を見ていても
立つことがもう無理になっても
生きねばならない
それが生きることだから
苦しいことから
なんとか抜け出したくて
爪のかかる場所を
必死で探して
けれど夢の中の私の手は
何を掴むこともできず
ただ苦しいあぶくを吐くだけで
私は優しくない
私は勇敢でもない
私は臆病で、見栄っ張りで、嫉妬深い
全部知っている
わかっているんだ
それでも生きねばならない
砂を喰んでも、地べたにはいつくばっても
醜い自分を見ていても
立つことがもう無理になっても
生きねばならない
それが生きることだから
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