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命の最初と終わりと [詩など]

すでに稲の植えられた水田。
その横に黄金色の麦がそよいでいる。
風が吹くと緑と金が波立つ。
ザワリと誰かの気配がする。
振り返っても誰もいない。
見えないだけでいるのだが。
山から下りてきた神様が。
風が囁く、声でない気配だけを残し。
生きていくんだよ、命が巡るんだよ、と。
背中を押された気がした。

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