可視(み)える 吉田恭教 [本 作者や行]
恐ろしい幽霊画をみた。その絵にある憎しみはにじみ出てくるようで。
その絵の作者を捜すことを依頼された探偵。次々と起こる殺人事件。警察が必死で捜査をするも殺人は終わらない。むごたらしいこの殺人の共通点は何処なのだろうか。巻き込まれたのか、巻き込んだのか。そこに繋がりそうで繋がらないあの幽霊画の意味は?
夢に見るほどのインパクトのある絵。確かにそれだけを見ると才能のある画家だろう。けれどその奥に秘められた思いを考えると、怖くなる。
一見関係のなさそうな事件や事故が上手く絡みあるのはすごく面白かった。
思っても見ない犯人や人間関係がよく出来ていると思う。読み出すと結構止まらない。オススメですね。
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