捏造の科学者-STAP細胞事件 須田桃子 [本 作者さ行]
印象に残っているのは「STAP細胞はあります」と記者会見で小保方さんが声をあげていたこと。
一体あの事件は何だったのだろうか。一瞬にして沸き立ち、一瞬にして疑惑だらけになり、消えてしまった。なんとなく疑惑。杜撰。科学にたいする不信。などをばらまいていった割に、もうほとんど忘れられている。
当時にしても気がつけば新しい疑惑で、何がどうなったのかわからない部分があった。だからこの本で追ってみた。背景や時系列を追っていくと「小保方さんはどういう人だったんだろう」という疑問がわく。
誰かを追求する本ではなく、ただあった事を時系列で詳しく書かれている。当然で仕方ないけれど、小保方さんの話しが聞けないのはちょっと残念。まあ、あの頃に取材はできなかったよな~と思いながら。周囲の科学者達の話しはいろいろ取材されているから周りはよく見える。ちょっと考えてしまう本。読みやすいのでいいと思います。
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