冥官小野篁 与毛星和 [本 作者や行]
怨霊がその力を奮っていた時代。都の片隅から冥界へ出かける男がいた。それは小野篁。昼は朝廷へ出仕し、夜は冥界に呼ばれれば行く。
この世の真実が知りたい。知るためにどうすればいいのか。
帝を巡っての陰謀は、数年の内に世界のあり方までも変えてしまう。真実は闇に葬られ、無実の人間が陥れられていく。それは大昔の神世の時代までも書き換えようとする。真実はどこなのか。
盛り込みすぎ。いや、面白いよ。でも、篁じゃなくてもいい。冥界がなくてもいい。そんな感じの話になってしまった気がする。真井神社にはお参りしたことあるし、いろいろなお話があるのも知ってるけど、盛り込んだね~。篁、脇役だし(笑)。
ただ、面白いよ。これ。そうきたか!って思いながら読んでる。歴史とかが好きならいいかも。でも、あくまでも小説だからね。うまくまとめてきたけど、篁を出汁にしてるだけだと思われ。