あずかりやさん 彼女の青い鳥 大山淳子 [本 作者あ行]
何でも1日100円でお預かりします。
あずかりやさんにはいろんな事情が預けられに来る。
店の中は静かでゆっくりと時間が流れるようだけれど、確実に時間はすぎてゆく。過去に預けた人がまた思い出したように預けに来たり。けれど時間が過ぎていく中で関係はどんどん変化していたり、すれ違いがあったり。預けた物がとりもつ縁だったり。
さて、あなたは何を預けますか?
一巻すっ飛ばしてしまったのかも。でも、一話一話である程度完結するから読み進める部分で不都合はありません。人間の視点だったり、物や動物の視点だったり。預けられた背景が面白いなあ。人のつながりなんだろうなと思います。
静かなお話です。山場があるわけでもないし、淡々と時間が過ぎます。この店主が若いのに年よりみたい。というかちょっとどこか外側にいる感じがしますね。
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