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フォマルハウトの三つの燭台〈倭編〉 [本 作者か行]


フォマルハウトの三つの燭台〈倭篇〉

フォマルハウトの三つの燭台〈倭篇〉

  • 作者: 神林 長平
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2017/05/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


家電に喋る機能がついてからずいぶん経った今日この頃。今朝、トースターのミウラが死んだ。
なぜ?自殺なのか?どうしてトースターが自殺するのか?わからない持ち主の僕はミウラを探していろいろと考える。
その中で大家の息子、林蔵さんと話し合う事になるのだが。どんなに考えてもわからない。そこにウサギに角のはえたジャカロップが現れて、燭台に火をつけて見ろと言う。
その燭台とはフォマルハウトの燭台といって、3つあるもののすべてに火を燈すと世界が消えるという燭台だったりする。
だが真実を見るために火を燈してみることにする。するとその真実とは…。
3つの燭台をめぐる物語。

段々訳がわからなくなって、どんどんスピードアップしていく(笑)。
リアルと現実と世界と自分。ジャカロップが面白い。世界観が面白い。舞台の時代はあつ少しだけ進んだ世界みたい。
訳わかんないのに読み進めていく。こんがらがってくるんだね。話は壮大ではなく、ものすごく小さい範囲です。一人の人間の周囲にだけ現れます。まあ、この人間が鍵だからなんですが。この人間、林蔵さんがつかみどころがないあたりがこの作者らしいなと思ってしまいます。
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女学生奇譚  川瀬七緒 [本 作者か行]


女學生奇譚 (文芸書)

女學生奇譚 (文芸書)

  • 作者: 川瀬 七緒
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2016/06/08
  • メディア: 単行本


それは読んではいけないという警告付きの本だった。フリーライターの八坂駿はオカルト雑誌の編集長から依頼された案件がこの奇妙な本だった。
本の持ち主の女性が兄を兄を探して欲しい、その手がかりがこの本だった。八坂は相棒のカメラマンの篠原と一緒にこの本を調べはじめる。読み進め調べていくうちに明らかになっていく謎。
これは一体何の話なのか?巧妙に仕組まれた罠。どこに向かっていくのか。

これ面白いよ。最初はウ~ンって思ったけれどドンドン進むにしたがって面白い。
思ってた以上によかった。推理していくのも楽しい。ちょっとこうかなって思っていたのもあるけど、これは些細なことだな。どんでん返しもあって凄くオススメ。作中の作品についてはそんなに上手なものではないので、話が見えてたりするのですが。それを上手に使っている。オススメですね。
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ザ・リンク  コリン・タッジ [本 作者か行]


ザ・リンク―ヒトとサルをつなぐ最古の生物の発見

ザ・リンク―ヒトとサルをつなぐ最古の生物の発見

  • 作者: コリン タッジ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2009/09
  • メディア: 単行本


ドイツのメッセル・ピットで発見されたこの化石はひっそりとコレクターの手の中で保存されていた。けれどその化石の重要性はそのコレクターが思っている以上だった。手放すときに100万ドルという金額にも関わらずオスロ大学自然史博物館が買い取ったのだ。
だがこれは非常に幸運な出来事だった。一体この化石は何なのか?それは人間の進化の過程のミッシング・リンクを埋めるかも知れないという化石なおだ。しかもその保存状態は極めて良好で、体の全体の95%が残っている。体毛の影、食べたものまでも残っているのだ。
貴重な化石の公開までを伝える。

ウ~ン、貴重なのはわかった。
けれどなんだか肩透かしをくらう。このイーダと呼ばれる化石の来歴を話してる。でも、このイーダが如何に素晴らしいかという説明のためにほとんどが背景を語っている。
メッセル・ピットのこと、化石のこと、サルや人間の進化の過程。イーダそのものよりもそちらが優先されている。これらを理解して初めてどれだけ貴重なのかがわかるのだろう。でも、この本の表紙を見てもっとイーダについてを知りたいと思ったけれどそこまでつっこんだ話になってない。だから知りたければまた違う本を探しなさいということだな。
こんな化石があります。皆さん知ってくださいね!って言ってる本でした。

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「日陰の庭」から「ベランダ」、「室内」まで はじめての小さな庭 [本 作者か行]


「日陰の庭」から「ベランダ」、「室内」まで はじめての小さな庭

「日陰の庭」から「ベランダ」、「室内」まで はじめての小さな庭

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学研プラス
  • 発売日: 2016/04/12
  • メディア: 単行本


我が家にも小さいスペースがありますが面倒くさがりな私は庭を綺麗に作ることができません。
けれど夢見てしまいます。だからこういった本をみることはけっこうあります。
花壇を作ってハーブも植えて、実のなる木もいいなあとか。
こういった庭作りの本もインテリアの本と一緒で自分の好みに合うかどうかというのが大事ですね。いろいろ見るのですがなかなか好みが無くて。
この本は広く浅く、いろんなイメージをだくことができると思います。
今年こそ、草ぼうぼうからの脱出を考えないと。

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鬼  栗本薫 [本 作者か行]


鬼 (ハルキ・ホラー文庫)

鬼 (ハルキ・ホラー文庫)

  • 作者: 栗本 薫
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 2004/07
  • メディア: 文庫


シングルマザーになった克子は毎日イライラとしながら暮らしている。幼い頃から家の中はいざこざで苦しい生活だった。そんな中で祖母が遺した言葉。
「どんな家にだって扉の奥には鬼を飼っている」
この言葉は克子の心に棘のように刺さっているのだ。
どんなに綺麗な顔をしていても、どんなに幸せそうにしていても鬼がいるのだ。

怖いなあ。隣が何をしているのかわからない。近所も付き合いがないからわからない。というか、近隣と顔見知りであってもその奥にまでなんて踏み込まないものね。
誰でも鬼を飼うってそのとおりだと思う。
普段の顔とは違う顔を持っている。では、私が飼っている鬼はどうなんだろう。
それが怖い。

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ループ!  窪依凛 [本 作者か行]


ループ!

ループ!

  • 作者: 窪依 凛
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2011/02/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


高校に進学してイジメられている友達を庇ったところから始まったイジメ。だが屈しなかった淳太郎は自殺まで追い込まれる。だが意識を取り戻した場所は病院だった。
何かが違う。けれど何がか分からない。ここは一体どんな世界なのか?

一気に読みました。軽い感じです。でも、こんなループならいいと思う半面、閉塞していきそうでちょっと困るかな。怖いです。終わらない。終われない。どこで抜け出すことができるんだろう。

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ダンジョン飯  九井諒子 [本 作者か行]




ダンジョン飯 1‐5巻セット

ダンジョン飯 1‐5巻セット

  • 作者: 九井 諒子
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • メディア: セット買い




とあるダンジョン。深部まで潜ったライナスたちパーティーはレッドドラゴンにやられてしまった。
妹のファリンが身を呈してライナスたち仲間を地上に転送した。
ライナスはファリンを助けるためにダンジョンへ戻ろうとするが。お金がない。全部おいてきてしまった。さあーどうする。食料は現地調達することにしてファリン救出に向かうのだが。

面白かった。読んでるとよく考えてるなあと思います。そして食べたくなります。うふふ。一巻だと鶏の丸焼きなんかが。でもちょっと巻が進むと食べることからちょっと遠ざかってるのがかなしい。もっと食べてって思っちゃう。

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オーバーロードの街  神林長平 [本 作者か行]


オーバーロードの街

オーバーロードの街

  • 作者: 神林長平
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2017/09/07
  • メディア: 単行本


格差が広がる世界でパワードスーツでの無差別同族殺人が行われる。
敵は誰なのか、情報が錯綜し実態が掴めないまま、事態は進んでいく。犯人の要求はすべての経済活動の停止。だがそれを行うことなど不可能だ。一体相手は何物で世界をどうしたいのか。

面白かった。ただ、リズムを捕らえるまでがちょっと苦だったかな。登場人物が濃密で必要なんだけど核心が見えてこないから。
外からジワジワと攻めていく感じ。後半になるとテンポもよくなって引き込まれます。
二重うつしの世界だな。
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招かざる客  木原浩勝 [本 作者か行]


現世怪談 招かざる客

現世怪談 招かざる客

  • 作者: 木原 浩勝
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/06/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


今のこわいはなし。誰かから聞いたとかじゃなくて、取材をして集めてきたはなし。怖くて怖くてという話は無いような気がします。でも、どこか忌む話。あんまりおおっぴらには話したく無い。でも、世の中にはきっとゴロゴロ転がっているんだろうな。あんまり人に話さないだけで。
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開かずの壺 木原浩勝 [本 作者か行]


現世怪談 開かずの壺

現世怪談 開かずの壺

  • 作者: 木原 浩勝
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2017/06/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


事務所を引っ越した。物件はとてもよく大家さんとも良好な関係だった。けれど何かがおかしい。念がこもっているのか。奇妙なことがおこる。呪いとはどんなものか。それにかかわることになってしまったとき、どんなことが起こるのか。本当にあった恐怖の事柄。

三角屋敷。ごめんなさい、某作家さんの三角屋敷を思い出しました。あっちも怖かった。でも、人のねんがやっぱり怖いね。
ちょっとぞっとする話でした。ラジオのポッドキャストで内容をちょっと聞いて、読んでみたいと思いました。幽霊もこわいけど、生きてる人間の念とか、勝手に動きつづける仕組みっていうのは怖いんです。
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