人魚を食べた女 山崎洋子 [本 作者や行]
人魚の肉を食べると不老不死になる。そんなお伽話なようなこと、本当にあったとしたらどうなるだろうか。
主人公の前に現れた女は自分は昔人魚の肉を食べたといった。そしてその女から話を買うことになったのだが。まるでその話は自分が体験したかのようだった。
そしてつきまとう女。その女はなぜ自分につきまとうのか。その目的はなんなのか。
もし自分が人魚の肉を手に入れたら、どうするだろう。食べるかな?食べないかな?
老いていくのは怖いけど、一人で残されるのは嫌かも。ならどうするだろうか?
この女はものすごく人間くさい女なんだと思う。人の嫌な部分が存分に出てる。
苦しいな。うん。目先の欲望に負けるというのは怖いことなんだなと思う。
主人公が気の毒だ(笑)。
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